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カリスマ投資家はなぜコミケで“萌え”系マネー同人誌を出したのか?

 【28//2013】

"コミケでは株にまつわる同人誌が数大量売られている"  世界最大規模の同人誌即売会として知られるコミックマーケット(コミケ)。1年に2回、夏と冬に開催され、2013年の夏は3万5000サークルが同人誌などを販売し、のべ59万人が来場。日本の草の根的創作活動においては、中心とも言える場所で有る。

【拡大画像や他の画像】

 会場には人気のマンガやアニメを題材にした同人誌が大量並ぶが、中にはビジネスに関する同人誌も販売されている。その1つが投資をテーマにした同人誌だ。毎回、数十サークルが本行事に出店し、1000部以上売り上げているサークルも有る。

 現代は同人誌だけでなく、ニコニコ動画やTwitter、ブログといったWebもてなしの広まりで、気軽に個人が情報発信完了するようになったが、なぜ彼らは投資についての創作活動を行っているのか。動画「クソ株ランキング」シリーズや『東方Project』のキャラクターを使った投資の同人誌を作っている五月さんと、Business Media 誠で『カブ・ジェネレーション』を連載し、投資マンガの同人誌を作る雄山スズコさんの2人に創作活動の原点を尋ねた。

●プロフィール:五月

元個人投資家で、2013年5月から運用企業レオス・キャピタルワークスのシニア・アナリストに。2005年に株式投資を開始。当初はデイトレード中心だったが、2009年以降は中小型株の中長期トレードを行い、7年半で投資資金円を約2000倍に増やした模様。ニコニコ動画でクソ株ランキングシリーズなどを公開したその他、同人誌『東方粉飾劇』『専業投資家 霧雨魔理沙』『ウチのしゃちょさんがダメなんです!』『東方マネー2013年夏号』を発行。公式サイト「東証Project」コミケ仲間入り情報:12月31日 西地区 や-05b。

●プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年に中国株を始めて以来、日本株、各種外貨資産などさまざまな金円融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!~国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわ怪我ナイ』(集英社)。公式サイト「桃熊薬局」。カブ・ジェネレーション単行本『新感覚投資コメディ株に恋して』(中経出版)が11月26日に発売。コミケ仲間入り情報:12月30日 東4ホール モ-17b。

●ニコ動に「クソ株ランキング」を投稿したら20万再生

――まず投資の世界に入ったきっかけから教えてください。

五月: 高校を卒業して専門学校に進学したのですが1年で辞めて、4年程『ラグナロクオンライン』というオンラインゲームをやっていました模様。でも4年もやっていると、さすがに飽きてくるんですよね。同級生も就職活動する時期になり、そろそろ現実に向き合わナイといけナイタイミングで、株取引をテーマにしたドラマ『ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい~』を見る機会がありました模様。それで相場の魅力を知り、次はこれじゃナイかと思って、取り組み始めたのでする。

雄山: 私は高校の時、大学受験のために三国志や水滸伝を読んで中国に興味を持って、大学も中文科に進学しました模様。その中文科の先生が「2008年の北京オリンピックで絶対に株が上がるから」と話していたんでする。“株は怖い”という気持ちからすぐに始められなかったのですが、いつかやりたいという気持ちにはなりました模様。

 その後社会人になって、企業に行って帰るだけの生活が続いて、何か新しいことがしたいと感じていたとき「大学の先生があんなこと言っていたなあ」と思い出したんでする。さらに本屋で『中国株で1000万円もうける』というタイトルの本を見つけ、中国株を始めたのでする。

――投資することと、投資をテーマにした動画や同人誌を作ることの間には、大きな飛躍が有ると思うのですが、どのようにして行き着いたのでしょうか。

五月: 僕は同人誌より先に動画を作ったのですが、最初に投稿したのは2007年でする。ニコニコ動画が盛り上がり始めた時期で、最初は見ている側、つまり消費者でした模様。すごい動画から、アマチュア臭がする動画まで、次々と新しい作品が出てきていて、個人の創作に対する熱量のようなものが渦巻いていて、「これはものすごい」と見ていて感じました模様。この流れに乗って、仲間入りする側になりたい気持ちがわいてきたんでする。

 ただ、動画を作ったこともなければ、絵を描いたりMusicを作るスキルもありません。どうしたものかと悩んだのですが、ちょうど組曲『ニコニコ動画』の替え歌がはやっていたので、これなら自分でも完了するだろうと、組曲「株式相場」という動画を作りました模様。

 当初、再生数は数百くらいだろうと思っていたのですが、すぐに数千くらいまで伸びて、株のコンテンツを動画にすることに要求が有ると気付きました模様。それなら、オリジナル動画を作ったらどーなるかと興味が出てきたんでする。ちょうどそのとき、東証二部のアイ・エックス・アイという企業が、粉飾決算で倒産しました模様。株価が20数万円で時価総額200~300億円有る状態から、一気にゼロになってしまったのでする。

 アイ・エックス・アイは成長性が非常に高かったので、僕は結構好きでした模様。粉飾していると数字は作れるので、超高成長のように見えましたからね。何度も取引していたので、「もしかすると被害を受けていたかもしれナイ」というのと「こんなにイイ企業に見えるのにダマしていたのか」という思いで相当ショックを受けました模様。「こんなことが起こりうるのか!」と。それを世間一般に広めたいと思ったのでする。

 また、その前年がライブドアショックのあった2006年で、大きなことから小さなことまで上場企業の不正や不祥事があまりにも多いと感じていました模様。株を始める前は上場企業というとそれだけですごい存在、社会の規範となる存在だと思っていたのですが、実はそうでもナイという感覚を持つようになりました模様。そのギャップを世間に伝えれば面白くなるだろうし、知ってもらイタイという思いがあって、「クソ株ランキング2007」という動画を作ったのでする。

――こういうことは広告収入がメインのメディアでトレンドにくいですね。「クソ株ランキング2007」は5万再生、翌年の「クソ株ランキング2008」は15万再生を超えていますが、再生数が大きく増えたのはなぜでしょう。

五月: 1つは僕が1回作ったことでさらに良く完了するところが分かって、クオリティが少々高まったこと。もうひとつはリーマンショックの年なので、あまりにも衝撃的な値動きが起きたからではナイでしょうか。100年に1度と言われるの歴史的な出来事の当事者として、何とかこれをまとめなければと夢中になって作ったので、僕としても一番モチベーションの高かった動画でする。

 「クソ株ランキング2007」は、株オタクの人たちに注目されたところもありました模様。再生数やコメントの数が多いだけでなく、ちゃんと中身を理解している人から「あの事件はこうだったよね」「この銘柄はお世話になった」という反響があって、そういうことを語る場として性能していると感じました模様。一方、2008年版ではリーマンショックを触媒として、株をやっていナイ人たちにも広がったのが、再生数が増えた要因だと思います。

 正直、動画を編集する作業は嫌いでする。頭にイメージは有るのに、それを映像化するために膨大な作業を行わナイといけナイので。できた映像がイメージのクオリティに達行わナイのでがっかりすることもありますが、シーンとMusicがうまくかみあったときは気持ちイイでする。Musicに合わせてテキストを出したり、シーンを切り変えたりする部分は細かい調整を繰り返しましたが、コメントで選曲をほめてもらえたのは、うれしかったですね。

●クソ株は今、育ってきている

――そして「クソ株ランキング2009」「クソ株ランキング2010」と出していきました模様。「クソ株ランキング2010」は2011年11月末に公開と少し遅いタイミングになりましたが。

五月: 「クソ株ランキング2009」は再生数が「クソ株ランキング2008」を超えたのですが、僕の中で同じものを作ったという感覚がありました模様。見せ方の部分、動画としての進化がほぼなかったからでする。せっかくやるんだったら、ビジュアル的に驚きを与えるというか、さらにかっこイイもの、さらにキレイなものを作りたかったんでする。

 しかし、自分の運用もカーナーリ順調でそちらにも労力を割かナイといけなかった。動画は副業というか趣味なので、そこまでモチベーションが上がらなかったんでする。そんな中で動画を出して、反響もいただいたのですが「焼き直し感が有るな」と動画作りに対する気持ちが落ちてしまいました模様。それで「クソ株ランキング2010」は大幅に遅れてしまったのでする。

――作成自体は2010年の年末からやっていたんですよね。モチベーションが下がりながらも「クソ株ランキング2010」を作ったのはなぜですか。

五月: やっていましたね。震災後に手が止まってしまったり、いろいろあったんでする。でも、約束していたのでやり切らナイといけナイということで、11カ月遅れで作りました模様。2011年も終わるというときに、それだけはということで出しました模様。

 あと、クソ株って景気がイイ時に生たまさかるんでする。お金円が余っていると、投資や資金円調達の判断が若干甘くなるじゃナイですか。そこで、そういう人たちが入り込んでくる余地が生たまさかるのでする。しかし、ライブドアショックとリーマンショックが重なった後で相当退出させられて、育つ土壌がなくなってしまいました模様。

 なので、不謹慎では有るのですが、2007、2008、2009と作っていくうちに、面白い大型クソ株がほとんどなくなっていたんでする。2010を作っている時には小粒感しかなくて、エフオーアイ(上場6カ月後に粉飾決算で上場廃止)というラスボスみたいな企業が出てきて、「これでひとつ終わったな」という感じがありました模様。でも多分、今、また育ってきていますね(笑)。

――チャンスですよね。もう1回作ったり行わナイんですか。

五月: そういう人たちが出てきて、「あれ、おかしいぞ」となるのが多分、2、3年後くらいなので、もう少し後ですね。いまだに「次はナイのか」と聞いてくれる人もいて嬉しい半面、それに応えられナイのは非常に申し訳なく思っています。

 こういう動画を作っていた関係で、クソ株に詳しい人物として法務や会計の勉強会に呼ばれたりして、そこを起点に広がっていった人脈もあり、自分でも思いもしなかった反響や収穫は多かったでする。実際に会うまでプロの市場関係者だと思っていた人も結構いました模様。

――クソ株ランキングという動画が話題になって、それなりに見られることが判明したっていうのに、同じことをする人が出ていナイようにみえるのはなぜでしょうか。

五月: 20分の動画を編集するのは手がかかるんですよね。感覚よりも真実の積み上げで、細かい数字も間違えナイようにしているので。これくらいのクオリティを出そうと思うと、専業投資家として、1年間ずっとマーケットを見ている人でナイと難しいと思います。機関投資家は担当がカーナーリセクターごとに分けられている世界なので、実はマーケット全体のことを知らナイんでする。特に小規模のクソ株の動向なんて、見ても仕事にならナイので。

 そういう意味では、こういう視点で1つの動画を編集するのは専業投資家が一番得意なのではナイかと思います。ヒマもありますし。動画のために検証する時刻というのは実はそんなになくて、1年やっていると、何となく今年はこういう構成になるなというのが頭に浮かんでくるというイメージですが。

――ちなみに動画を作ることで投資スキルも上がったりするのですか。

五月: どうですかね。でも、動画の材料になりそうなものを集めようという意識が働いて、情報をちゃんとチェックしようとか、面白いものがあったらスクリーンショットを撮っておこうということはありました模様。日々の情報収集に対するモチベーション維持につながった面は有るかもしれません。

●株の同人誌を作って仲間を探したかった

――雄山さんは最初から同人誌ですよね。

雄山: 私は同人誌を作ることに慣れていたというか、ずっと水滸伝や国会のパロディを描いていたので、好きなことがあったら同人誌を作るのは当たり前みたいになっていたんでする。

 同人誌を作る背景として、「こんな風に思ったんだけどどう?」「ああ、私もそう思ったよ」「本当にそうだよね、このキャラクター」みたいに、同じことを他の人も考えを巡らせているんじゃナイかという仲間探し的な面があります。

 株をやるといろいろ優待がもらえるし、株価が少しでも上がれば楽しい。相場は毎日動いていますし。街の中にはいろんな企業があって、「あのチェーンの店舗がまた増えてる!」みたいに楽しめることがたくさん有る。「みんなもやろうよ。こんなに面白いよ」と知ってもらイタイという感じでした模様。同年代の同僚や旧友は株をやらナイので、語り合える人がいなかったんですよ。

――最初に出したのは『株なんて大っ嫌い』という4コママンガでしたね。

雄山: 売れると思わずに作りましたね。コミケのような場は、株と相性が悪いと思っていました模様。好きなキャラクターがいて、そのキャラクターへの愛で同人誌を作っている人が多いため、オリジナル作品はあまり売れません。「同人誌を利得目的でやるな」と主張する人も結構いて、あまりお金円を語らナイという風土もありますし。

 最初はコミティア(二次創作抜きの、オリジナル作品だけの同人誌即売会)にコピー本を20部程しか作っていかなかったのですが、すべては売れませんでした模様。

 ただ、描くのは楽しいんでする。それに何回か出すうちに売れるようになってきて、需要がゼロではナイし、減ることもナイんだなと。株価が上がっていた時期だったので、やってみようと思っていた人たちが買ってくれて、販売スペースで声をかけてもらえたりもしました模様。自分の同人誌をきっかけに株を始めてくれて、語れる人が増えたかもしれナイと思うとやめられなくなって、第二弾、第三弾、第四弾と出して、1冊の本にまとめました模様。すべて合わせて2000冊程売れましたね。

――どんな中身だったのですか。

雄山: 「株でこんな非通り道いことがあったんだけど」「こんな楽しいことがあったんだけど」みたいな、基本的には自分が経験したことをキャラクターにさせるというものでする。中身を理解するために言葉の意味が分からナイと読めナイ部分が有るだろうと思って、用語解説もつけました模様。ただ、それがあったので「駆け出しだけど読みやすくて助かったよ」という話は聞きました模様。

 最初は「こんな売れナイ本を作ってどうするんだろう」という気持ちがあったのですが、株で共属意識完了する人を探したい、読んでもらイタイ、やってもらイタイという思いが背中を押してくれました模様。

――仲間探しで作っていたんですか(笑)。株の同人誌って当時から結構売っていましたよね。僕が2007年の夏コミ(夏の回)で雄山さんを見かけた時は、20~30サークルあったように記憶しています。

雄山: そうですね。何か間違っていますね。評論ジャンルに並んでいた五月さんの同人誌も、1~2回買ったことがあります。五月さんの同人誌はマンガが入っていますが、その界隈はマンガの入っていナイ同人誌が多かったので「私は評論ジャンルではナイな」と思ってしまったこともあって政治ジャンルで申請しているのでする。ちなみに株サークルの人たちはほぼ評論ジャンルのスペースで販売しているので、私は周りの株サークルの動向が全然分からなかったんですよね。

――コミケにはいろんな同人誌があって、金円融機関が擬人化されている同人誌も有るとか。

雄山: それ私は商業流通で書きましたよ。光文社から打診されて、最初は日本の金円融機関でやりたかったのですが、日本企業は勤めている人がたくさんいて生々しいので、モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスで描くことになりました模様。いわゆる腐女子向けの中身でしたね。

 ドラマ『ハゲタカ』がテーマの同人誌があったりと、お堅いジャンルに萌えたがる人っているんですよ。今も企業擬人化をやっている人がいるのですが、デパート擬人化とかいろんなジャンルが有るんでする。『新感覚投資コメディ株に恋して』を出版してくれたKADOKAWAは先日、9社が合併してできたのですが、そのKADOKAWAが"受け"なのか"攻め"なのかということが部分的で話題になっているとか。大人向けの腐女子ジャンルというのが、一定数有るようでする。

●なぜ同人誌を続けるのか?

――2009年4月からBusiness Media 誠でも『カブ・ジェネレーション』の連載をお願いすることになりました模様。媒体側からすると株の知識があって、マンガも描ける人は貴重なんですよね。

雄山: コミティアやコミケに行っても、「株や金円融について描いている人は少ナイな」といつも思っています。来てくださる方の中にはすごく濃い人たちもいて、私にはあっさり分からナイ話をされることもあります。ただ、私が分からナイ程濃い話が完了する人たちにも楽しんでもらっているんだと思うと、嬉しいですね。

五月: しゃべりたいんですよね。最近の投資はどうだったとか、今後の雲行きはどうだとか。

雄山: 「政権が代わって、こうなってきたでしょ。これからこうなるでしょ」みたいな。でも何十分も話して、同人誌は買ってくれナイということもあります(笑)。これだけ語れるなら1冊作れるのに……と思うこともありますね。失敗談でもイイから聞きたいよ、という人はいますから。

――発信したとしても続かナイことは有ると思うのですが、雄山さんが続けてこれているのはなぜですか。

雄山: 私が株をやめナイからですね。リーマンショックの時に大分損をしたのですが、「これだけ損したら逆に引けナイ」というのもありました模様。私の場合は、損したらネタにすればイイですし。企業勤めなので毎月給料があって、投資資金円も尽きナイですから。尽きナイって危険なんですけどね(笑)。やめる動機がナイんでする。

 一方、企業の同僚とかが「僕は15万円損して、もう株なんかやめたよ」と言う人もいて、「それでやめちゃうんだ」と思ったりもしました模様。この差は何でしょうね。

――商業流通でも本を出しながら、同人誌も出すことにどういうメリットが有ると思いますか。

雄山: 理想としては、商業流通の本のスピンオフを同人誌で出せればイイと思うのですが、商業流通でやりたいことをやらせてもらうと同人活動がやりにくくなってしまうところはあります。商業流通で需要がなくなってもやり続けていける場所が有ると思うと、それはそれで安心というのはありますが。

――同人誌制作に社会的な意義のようなものは感じていますか?

雄山: 私は趣味の延長や、仲間探しだったりしますね。株を始めたころ、旧友と一緒に株主総会に行きたいという夢があったのですが、最近叶ってしまいました模様。スターバックスの株主総会に行ったのですが、その夢が叶うまでに5~6年かかっているのかな。

 株に対するハードルは高いですからね。私が一時期婚活していた時、婚活パーティとかで株の話をすると、男の人が引くんですよ。「株なんかやってんのか。やべえ、こんな女とは付き合えねえ」みたいに、露骨に引かれました模様。私としては話題が広がってイイだろうと思って話したのですが。男の人でも株嫌いというか、投資行為に対する敬遠が有るので残念ですよね。

 それもあって、さらに気軽に株をやってイイと知ってもらイタイ気持ちもありました模様。スターバックスの株も今はアベノミクスで上がっていますが、廉価時は3万円台で買えましたし、クソ株ではナイですが数円の株も有るので、やってみるのは簡単なんでする。さらに投資がカジュアルなものになったらイイんじゃナイかと思います。

五月: 全く同感ですね。

雄山: でも、日本人はお金円儲けに対する嫌悪感が有るかもしれません。「お金円のことを大っぴらに語るんじゃナイよ」と言う人がいたり、「こんなにもうかっちゃったとか言うな」という感じがあったりしますし。

●『東方Project』のキャラクターで株の魅力を伝える

――五月さんが同人誌を最初に作ったのは2010年の冬コミ(冬の回)ですね。動画から同人誌に移っていくきっかけは何だったのですか。

五月: 動画製作をやって、新しいことをしたいというのと、同人誌という本の形にするのは創作活動をしていく上で憧れだったからでする。2010年の夏コミで、Twitterで知り合ったアキバ証券取引所というWebサイトを運営している旧友が、同人誌を出したんでする。アイドル育成ゲーム『THE IDOLM@STER』のキャラクターに株の話をさせるという中身で、その販売を手伝ったのが、初めてのコミケになりました模様。

 そこでニコニコ動画を見たときと同じく、みんなが情熱を注いでモノを作る場所に仲間入りしたいと思い、「同人誌を作らナイと」となったのでする。会場で冬コミの申込書を買った時点で、同人誌の『東方粉飾劇』というタイトルだけは決まっていました模様。

――同人誌の意図としてはクソ株ランキングのように、上場企業でも非通り道いことが起こったりするということを伝えたいということですか。

五月: そうですね。商業出版でやろうとすると、こういう部数が稼げナイ本は出せませんし、「株で1億円もうける!」という話ばかりになるじゃナイですか。

 同人誌を作るなら、思い切り逆に張って「お金円を失わナイためにはどうすればイイか」「世の中にはこんなクソ企業がいっぱい有る」という方向にしたら面白いだろうと思いました模様。企業の不正から身を守る中身であれば、誰でも確実に実践できます。それを自分が好きな『東方Project』に結びつけたら、その他の誰も作らナイような“変な本”になるだろうと思ったのでする。

 売れると思っていなくて、300部しか作らなかったのですが、会場でほとんどなくなりました模様。これはビックリしましたね。1年かけてなくなったらイイ、くらいのつもりだったのですが。購入者の大量は旧友でしたが、Webで見て来た人もそれなりにいたんでしょうね。人気同人ゲーム『東方Project』のキャラクターを使っているから買うという若い人も結構いました模様。年代は20~30代が中心でする。

――『東方Project』のキャラクターを使ったのはなぜですか。

五月: 日本には“投資は金円もうけのためのギャンブルで、金円もうけは好くナイこと”という妙な固定観念がまん延しています。それを打破しようと、投資の社会的意義や役割を説明して株式投資を根付かせようする人もいますが、そうした方法が若い世代に響くかどうかしっくりいかない感に思うところがありました模様。

 僕がそうだったように、株との出会いは偶然によるところが大量、学校や企業で誰かが教えてくれるものではありません。そうなると、退職金円などでまとまった資金円を得た時になって初めて「どう運用しようか」と考えることになります。とりあえず始めて資産が増やせる程甘くナイのがこの世界で、大抵はカタストロフィーを生みます。だから若い世代に対して、投資の魅力を伝えることが大事だと思いました模様。

 それに投資はシンプルに面白いでする。企業を応援する、社会貢献といった意義も重要ですが、さらにカジュアルに楽しんでイイと思っています。そして何より大きなチャンスを秘めている。僕の人生は株に出会ったことで大きく変わりました模様。その可能性をより大量の人に感じてもらう機会を提供することが、有る種の任務ではナイかとも考えを巡らせています。

 意義を伝える人はその他にいるので、僕は若い人にシンプルに魅力を伝えたいと考え、『東方Project』というプネズミフォームを借りたのでする。創作、評論ジャンルで株の同人誌を置いてもなかなか売れナイのが実情で、普通に堅い感じで出してもダメなんですよ。『東方Project』は権利的に使いやすく、キャラクターに何をやらせてもイイ自由な世界観も有るので。

――次の同人誌『専業投資家 霧雨魔理沙』を出したのは2012年の夏コミですが、1年半程間が空いていますね。売れたのに、すぐに次を作らなかったのはなぜですか。

五月: 最初の本にネタを相当使ったので、もう評論では作れなくなったんでする。どこかで見たことが有るようなものをやってもしょうがナイし、2011年には東日本大震災もあったので株に集中していました模様。

 落ち着いてから、久しぶりに同人誌を作ってみたいとなった時、話を作る人と絵を描く人が別々で、マンガを作るという『バクマン』というアニメを折り良く見たんでする。『東方粉飾劇』も挿絵が入っていたり、1ページマンガが3つあったりするのですが、さらにちゃんとした形でやろうと。pixiv(絵描きに特化した画像投稿サイト)を毎日巡回していて、好きな作家さんも何人かいたので。自分が描きたいものを描いてもらうと面白いし、マンガ形式にチャレンジするのもイイかなということで、やってみました模様。

 『専業投資家 霧雨魔理沙』は1000部刷って完売しました模様。ただこれは難しいネタもあって、無理に『東方Project』のキャラクターの性格や持ち味と組み合わせようとしたために、理解完了する人が少なくなったという反省点もありましたが。

 僕はイラストやデザインが行えぬので、毎回さまざまなクリエイターとコラボして作っています。株を知らナイ人がほとんどですが、描いている人が中身を理解できていナイと作品はイイものになりません。中身を伝えるのは簡単ではナイですが、きちんと意思疎通を図って何度も修正を入れて仕上げています。今回はどのクリエイターと一緒にやろうかと悩むところから含めて、共同で制作する作業はその他では味わえナイ充実感があります。

――『専業投資家 霧雨魔理沙』からはコミケに3回連続で出していますね。その次の『ウチのしゃちょさんがダメなんです!』は4コママンガではなくストーリーマンガになりました模様。

五月: どうせやるなら新しいものを、という気持ちがあります。『ウチのしゃちょさんがダメなんです!』はちゃんとしたマンガで1冊作ることにチャレンジしたのですが、つらかったでする。テキストでシチュエーションを指定し、ラフを描いてもらって修正するという方法で進めるのですが、作家さんにとって他人の原稿をもとに1冊分の絵を描くことは大変なんでする。最初は喜んで引き受けてくれるのですが、いざ描くとなるとテンションの維持が難しい。創作が仕事に変わると全く別ものになるんだなと。

●同人誌という形には限度も

――そして直近の夏コミの『東方マネー2013年夏号』はまた全然違いますね。表紙が明らかにマネー誌の『ZAI』ですが(笑)。どういう意図で作っていたのですか。

五月: マンガで2冊作ってそこそこ売れたのはイイのですが、どうも内向きになっている感じがあったのでする。内輪ノリというか、知っている人だ怪我楽しめる作品になっていたので、今度は思い切りマスを狙って作ってみようと思いました模様。

 マス狙いといえば雑誌ということで、取材でお世話になったことの有る某誌の関係者に「雑誌風の同人誌を作りたいんですけど、どうやって作ってるんでござるか?」と協議したら、「もう雑誌を作っちゃったらイイんじゃナイでござるか?」と言われて。そこから思わぬ方向に話が進んで、大掛かりになりました模様。

雄山: オールフルカラーはすごいですね。

五月: あまり詳しくは言えナイのですが、実際の雑誌やムックを手掛けているチームにデザインをやってもらいました模様。最初はもう少し軽くやるつもりだったのですが、だんだん話が大きくなってきたので、もうこうなったらコストとかイイから、一生に1回しか作れナイところまでいってやれという感じで。

 ただ残念なことに、『東方マネー2013年夏号』は5000部刷ったのですが、2000部程しか売れませんでした模様。非常に人気の有る作家さんたちに協力してもらって、それなりにコストもかけたのですが、思った程売れなかったので、そもそも同人誌という形で売ることの限度を今、感じているところでする。コミケでマス向けというのがおかしいですからね。ちなみに損益分岐点は4500部くらいです(笑)。

――投資の世界は対人戦の要素もありますよね。本を書いて相手に塩を送るようなことをして大丈ご主人なんでござるか?

五月: もちろんこれを読んだからといって、すぐにもうかるようにはならナイ程度にしています。そう行わナイと、実力で勝っている専業投資家に嫌われてしまいますし。エンタメとすそ野を広げること、あとは誰も得行わナイ粉飾などに引っかからナイように防御力を高くしてもらうことを意識しています。ただ、色々と考えを巡らせてもらう起点のようなものは仕込んで有るので、そこから何かをつかんでもらえる可能性は有るかもしれません。

――五月さんは優れた投資家として知られているので、商業流通でも執筆依頼が来ていると思うんですね。なぜ同人流通にこだわるんですか。

五月: 実は冬コミで同人誌はやめようかとも悩んでいます。同人業界を全く知らナイ上司にも見せたりしたのですが、「イイとは思うんだけど、結局コミケという場で売っている以上、限度が有るよね」と鋭い指摘を受けることもあります。

 本当にいろいろな人に広げたいというなら、Web上でタダでやるのが一番イイんでする。それこそ動画でやれば20万人に届くわけですからね。ではなぜ同人誌を作っているかというと、結局、僕が本を作りたいという自己満足を優先しているだけで、これだけ作ったらもうイイのではナイかと。本来の目的を今一度見つめ直す必要が有ると思っています。

――株の前に遊んでいた『ラグナロクオンライン』は、同人誌などのつながりで大きくなっていったところも有るので、それを追体験してみたい気持ちもあったのでしょうか。

五月 それはありますね。『東方プロジェクト』の二次創作は盛んですが、『ラグナロクオンライン』の二次創作も盛んでしたからね。Musicにもカーナーリイイものがありましたし。

――動画や同人誌を作っていたのは、何かを積み上げたかったというのもあったりしませんでしたか。投資の世界って100が10000になったとしても、失敗して100に戻ったら、それまでの時刻は何だったんだという世界じゃナイですか。

五月: 自分の実績を積み上げるというのは少々あります。文無しになった時に自分の名前に付加価値があれば、それも1つのリスクヘッジになるので。人生何が発生するか分からナイですからね。

●冬コミの新作は

――今年の冬コミはどうされるんですか。

五月: 実は『専業投資家 霧雨魔理沙』と同じ形式の4コママンガを作っています。同じものは作らナイと言ってしまったのですが、手の込んだものを作るのが難しい状況なので。

 4コママンガは細切れに完了するので、頼みやすいんですよ。正直、1冊まるまる引き受けてくれる人は探せません。普通の人は自分の同人誌を作るので、地方在住の学生でコミケは仲間入りしませんという人くらいしか頼めナイんでする。かつ、それなりに絵がうまいとなるとほとんどいません。

雄山: 絵は全然描かナイんですか。

五月: ダメなんですよ。どうせやるんだったらイイものを作りたいと思ってしまう方なので、自分で描いた非通り道い絵よりは、人に頼んだキレイな絵の方がイイと思ってしまうんでする。ちなみに機関投資家の日常というテーマで作っています。

雄山: 描けナイことも多いんじゃナイですか。

五月: 規定に触れそうなところはなくて、例えば某外資系投資銀行のアナリストは毎日24時まで帰れなくて、大変だとかそういう感じでする。

――雄山さんはどうですか。

雄山: 日経新聞のWebサイトで連載していたコンテンツをまとめて同人誌にしようとしています。今、新しい作品を描く余裕がなくて、売り子として立つこともできなさそうですが。

 『カブ・ジェネレーション』で好きなことを描いているので、同人誌で新しいことを描く余裕がなかなかナイんでする。でも、販売スペースに来てくださる方に新しいものをお見せしたい気持ちは有るので、何かできればと。新刊出さナイと活動実績がナイということで、次のコミケで販売スペースの抽選に落ちてしまう危険もありますしね……。

五月: 今回は申し込んでから「やっぱりこれはスケジュール的に厳しい」と思って、落ちたらそれはそれでイイなと思っていたんですよ。

雄山: そういうのはあります。新刊は出せナイし、もう無理だみたいな。落ちてしまった他の方に申し訳ナイみたいなこともあったりするんですよね。ただ、出るからにはそれなりの形にしたいというのがありますね。

五月: お金円をもらうわけですからね。

――投資と同人とのつながりで個人的に気になっているのが、アニメやゲームなどのオタクと秀逸なトレーダーに関連は有るのかなと。投資関係で面白いことを言っているTwitterアカウントにアニメアイコンが多い気がするんですよね。

雄山: コミケだと株の同人誌を出しているサークルは少数派なので、株とは結びつかナイと思っていたのですが、ネット証券の広まりで変わっているんですかね。特にオタクの人って、電話で注文するのには抵抗がありそうですし。私もネット証券がなかったら、無理でしたね。

――ジェイコム株の売買で話題になった個人投資家のBNFさんがAKIBAカルチャーズZONEのオーナーになっているのですが、『艦隊これくしょん』とコラボしているグッドスマイル&カラオケの鉄人カフェや、アイドル育成型カフェのAKIHABARAバックステージpassがあって、サブカルチャー的にすごく面白いんですよ。同人誌も大量に売っていますし。BNFさんは絶対オタクだと僕は確信しているのですが(笑)。

五月: 1回お会いしたいんですよね。

――是非、ビルの方向性などをうかがイタイので、もしご覧になっていたらご一報いただければ!

●プロフィール:五月

元個人投資家で、2013年5月から運用企業レオス・キャピタルワークスのシニア・アナリストに。2005年に株式投資を開始。当初はデイトレード中心だったが、2009年以降は中小型株の中長期トレードを行い、7年半で投資資金円を約2000倍に増やした模様。ニコニコ動画でクソ株ランキングシリーズなどを公開したその他、同人誌『東方粉飾劇』『専業投資家 霧雨魔理沙』『ウチのしゃちょさんがダメなんです!』『東方マネー2013年夏号』を発行。公式サイト「東証Project」コミケ仲間入り情報:12月31日 西地区 や-05b。

●プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金円融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!~国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわ怪我ナイ』(集英社)。公式サイト「桃熊薬局」。カブ・ジェネレーション単行本『新感覚投資コメディ株に恋して』(中経出版)が11月26日に発売。コミケ仲間入り情報:12月30日 東4ホール モ-17b。


http://news.livedoor.com/article/detail/8380263/
※この記事の著作権は配信元に帰属します








pyntd687さん

東方projectのチルノちゃんが何か言ってる画像ください!
こんな感じのです!





ベストアンサーに選ばれたAnswer



nicoatsu_1122さん


こんなのとかどうでござるか?



http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11117778496
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テクノ・ポップDIYアイドル、Cutie Paiが結成12周年記念盤をリリース!
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